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節分風景2006 〜幼稚園にまた鬼がやってきた〜

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2006年2月3日(金)、今年も幼稚園に鬼がやってきました。忍び寄るふたつの影、幼稚園の塀もご覧のとおり鬼たちでいっぱいです。いつのまにか幼稚園が鬼たちの棲家に変わってしまったようです。「佐倉城南幼稚園」ではなく「鬼が島幼稚園」に変わってしまいました。

幼稚園バスまで鬼バスになってしまいました。これからバスに乗って園児たちを迎えに出発です。「どうだ かっこいいだろう」「去年は子どもたちの力に負けたが、今年はそうはいかないぞ」赤鬼、青鬼二人の鬼たちが得意げにポーズをとっています。

2台とも「鬼が島幼稚園」にふさわしい鬼バスです。室内にもたくさんの鬼がいて、いつもと様子が違うようです。バスの天井は虎の皮で装飾しました。園児たちはこわごわと乗ってきたようです。

園児を連れてきた鬼たちは得意気です。園児たちは鬼に囲まれて逃げることも出来ません。 「素敵だろう」鬼が自慢そうにバスを見せています。それぞれ手に持っている棍棒は鬼特製の棒です。 泣いたり、わがままをいったり、家の手伝いをしなかったり、友達にいじわるをする子ども達は容赦なく、 お尻をたたかれるかもしれません。 もしかしたら、家でテレビゲームばかりしている子どももお尻をたたかれるかもしれませんよ。

鬼が島幼稚園は交通安全にはとても関心のある幼稚園です。園児たちは毎日、駐車場から通学路に指定された道路を通って園まで歩きます。 日々の実地体験をすることで交通ルールを肌身で覚え、確かなものとして学ぶことが出来ます。 鬼が自ら手を上げて道路を渡り、手本を見せます。 入園当初から積み重ねてきたことなので、鬼たちも子どもたちが約束を守って道路を歩く姿に感心しています。

幼稚園を鬼の棲家にされたことに気づいた園児たちは自分たちで作った枡に豆を入れて鬼に投げつけます。「鬼は外、福は内」。鬼達も広い園庭を縦横無尽に駆け回り、反撃しますが、子ども達の力強さに押され気味です。 園に生えている「ひいらぎ」の葉で鬼退治している子どもたちもちらほらいます。 もちろん鬼が怖くて泣いたり遠巻きに見たり、中には保育室から遠目に覗く子どもさんもいます。 また隠れている鬼を探すスタンプラリーも楽しみました。

幼稚園から鬼を追い払ったあと、皆で豆を自分の年の数にひとつ足して無病息災を願いながら食べました。鬼がいなくなり、替わりに福の神がやってきました。福の神はお多福さん(多くの福をもたらすように)にお願いしました。 今年はたくさんの福の神がやってきました。幼稚園野入り口や園バスにも来てくれました。 このHPをご覧になられている皆さんにも福が訪れますように。 幼稚園もいつもと変わらぬ賑やかな声が聞こえるようになりました。 園庭の投げた豆の跡だけが節分の名残をとどめます。

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